緊急!! 古くからイランに伝わる音楽の神髄を守り広めるべく、CD制作にチャレンジ!!

伝統を広めたい
伝統を広めたい

緊急!! 古くからイランに伝わる音楽の神髄を守り広めるべく、CD制作にチャレンジ!!

コラボチャレンジは、目標金額の達成可否に関わらず決済が行われます。

このチャレンジについて

継承断絶の危機にある伝統の音楽を、生活苦の中にも使命感と情熱を持って、守り抜こうとするイランの音楽家一家がいます。今その家族を支援し、貴重な音楽を後世に残さないといけない。そんな思いからのチャレンジです!

西イランに伝わる約200~1,300年前に作られた古い楽曲群。90曲を超える楽曲と詩篇が、私の音楽の師であるヤヒヤー・ラアナーイー氏によって収集され、彼の家族と共に収録作業が行われようとしています。これらの楽曲や詩篇は、ヤヒヤー氏自身が生まれ育った地域、イラン・ケルマーンシャー州サハネ市に伝わるものです。今までこの地域でこれほど多くの楽曲が一度に収集され録音として残されたことはなく、このプロジェクトを達成すれば、音楽や文化人類学などの分野にとって非常に価値の高いものになります。

しかし現在、一家の生活は苦しい状況に立たされ、録音作業も中止せざるを得ません。この家族は、私にとっては音楽を教わっていただけでなく、親しい家族のような存在です。
彼らは、2011年の東日本大震災における日本の惨状を目にし、被災者への熱い励ましの想いを曲にし、我々日本人へ捧げてくれました。その時、遠い異国の地においても、我々日本人のことを慕ってくれるその心に、とても感動しました。

生活苦の中でも使命感と情熱を持って伝統音楽を守り抜こうとするイランの音楽一家。その家族を支援し貴重な音楽を後世に残す為、彼らのCD制作にチャレンジします!




【世界的遺産に値する音楽】


私が今、最も援助の手を差し伸べたいと思っているこの音楽は、西イランのケルマーンシャー州で主に残され、発展しました。

この音楽は、主に「ヤールサーン ※1」と呼ばれる宗教の集会儀式において演奏され、現代に伝えられてきました。その集まりでは、彼らの経典や深い精神性を表す詩編が歌い手によって歌われ、タンブールという撥弦楽器が伴奏として奏でられます。
※1:(英語)https://en.wikipedia.org/wiki/Yarsanism

タンブールの歴史は深く、約6,000年前のイランの壁画にも、その形状が描かれています。ギターなどの、世界中の全ての撥弦楽器の原型を留めている楽器と言え、古代には今よりも広い地域で奏でられていました。周辺地域や周辺国に、名前や形は異なれど、似たような楽器が多く現存しています。

また、タンブールと共に歌われる詩篇は、深い精神的な意味を持っています。
マドンナが取り上げたことで、一気にその存在が知られるようになったルーミーという中世ペルシャの詩人の詩は、現代も世界中の多くの人々を魅了し続けていますが、ルーミーの詩には、タンブールの名が幾度となく登場します。そして古くからタンブールと共に歌われている詩篇も、ルーミーの詩に匹敵するものが存在します。

近代になって、ルーミーの詩がタンブールと共に歌われ、録音されるようになってきました。タンブールの温かく繊細な音色が、精神的な深さを表す詩に、よく似合うからでしょう。真理を語る詩は、時代を超えて、人々の心に訴える力を持っているのです。



ヤヒヤー氏がタンブールの伝統音楽に基づいて作曲。ルーミーの詩が歌われている。


【緊急を要する援助の必要性】


世界がグローバル化し、均一化が進む中、地域性の結晶である多様な民族の伝統、風習、芸術を残し伝えてゆくことは、とても大切な事だと思います。

なぜなら争いは、お互いの無関心と無理解が、不安や恐怖をもたらし、相手の権利を奪っても構わない、という利己的な考えから起こることだからです。
様々な文化と風習の在り方を知ることは、国や地域を越えて、お互いの理解を深め、寛容をもたらすことにつながるのです。

また近年、タンブールは様々なフュージョン音楽に取り入れられたり、ギターの技巧を取り入れたり、速弾きなどのテクニックを披露する形でタンブールが用いられています。そうすることで、タンブールの存在は世界に知られることになりますが、タンブール・マカーム(※2)の真髄を伝え残さなければ、タンブールの個性は失われたままとなってしまいます。
ヤヒヤー氏は、タンブール・マカーム奏者として現存する、最後の名手の一人です。彼のような演奏家は、もはや極わずかしか存在しません。

※2 マカーム:固有のメロディーやリズムを含んだ旋法体系の呼称。アラブ諸国や中東、中央アジアにおいて、各地域でそれぞれ異なる「マカーム」の体系が確立されています。インドでは「ラーガ」、日本では「調子」に相当するものです。



ラアナーイー・ファミリーの来日時(2011年夏)、篠笛奏者・狩野泰一さんを迎えて収録した曲。和楽器との見事な共演。


【守りつづけた、音楽への情熱】


ヤヒヤー氏が歩み続けてきた音楽の道は、厳しく険しいものでした。
革命や戦争の動乱により一時的に音楽活動の中断を強いられ、極貧生活の中で家族を支え、時には自分の楽器をお金に換えざるを得なかったこと、また、割れた窓ガラスで木を削って楽器を作っていたことさえありました。
そんな状況下にもヤヒヤー氏は、妻・シーリーンさんと息子たちに音楽を教え、家族と一緒に自らの芸術を守ってきたのです。

本録音プロジェクトには、ヤヒヤー氏の才能豊かな2人の息子たちが参加しています。
次男のプーヤーンは、タンブール・マカームの歌い手として重宝がられた祖父の声を継承する歌い手として、繊細さを兼ね備えた力強い美声を披露しています。
そして、優れた作曲家であり、音楽祭に出場する度に優勝を勝ち取り、ペルシア古典音楽・地方の伝統音楽に精通した演奏家である長男のシューレシュが、収録を監修しています。



ヤヒヤー・ラアナーイー氏が、東日本大震災直後の日本への思いを込めて作曲 (2011年作)。NYのユネスコ本部のビル入り口に掲げられた、13世紀ペルシャの詩人・サァディーの詩が充てられている。2012年、当時のイラン駐在日本大使より外務省賞を受賞。

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私はイランに滞在した8年半、ラアナーイー一家とまるで家族のように、よく一緒に過ごしました。彼らは、どんなに経済的に厳しい状況に置かれていても、いつでも私を迎え入れ、もてなしてくれました。

私は日本に帰国してからも、彼らに「何かできることはないか」と考え続けていました。しかし一年以上の間、貴重な彼らの音楽が、何の価値も与えられないままでいるのを知りながら、何もできずにもどかしく思っていました。

そして今、クラウドファンディングという手段を知り、実現に向けた一歩を踏み出そうと思い立ちました。一人でできることは少ないです。しかし、多くの方々と共に力を合わせれば、実現できると思っています。

この音楽を後世に残す活動に、ぜひ、あなたのご支援をお待ちしております!


【支援いただいたお金のつかいみち】


::: 6枚分のCD製作費(プレス代、パッケージ代、グラフィック制作費、関連雑費)
::: マスタリング費&スタジオ人件費
::: 旅費(現地へお金を届けに行く)
::: リターンのための買い物費用
::: リターン郵送費
::: その他の費用

【Ranaei family Facebook Page】


https://goo.gl/N5ZQ1Y