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「見えない波」ー震災以降「言葉」を探し続けてきた作家の古川日出男、詩人の管啓次郎と石田瑞穂の3人が、世界の人々と語る

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「見えない波」ー震災以降「言葉」を探し続けてきた作家の古川日出男、詩人の管啓次郎と石田瑞穂の3人が、世界の人々と語る

猫通信 <番外編> ロンドン猫からのレポート

Hello there!
はじめまして。あたしは、クレモンティーヌ。
ロンドンはテムズ川の南側、ブリクストンっていう街に住んでいる猫なの。
最近、あたしの友達ガイアが、ここでちょっと活躍しているってウワサを耳にして、ちょっとジェラシーを感じたので、あたしも登場してみたわけ。

え? あたしの写真? 外見までガイアと張り合う気はないので、今回は遠慮しとくけど、グレーの長い毛が自慢なのよ。みんなからは、グレーの毛のかたまり、とか言われることもあるけどね。
今回は、あたしがふだんウロウロしている通りの写真で許してね。

でね、ガイアから聞いたんだけど、3月にルーアンに日本から1人の小説家と2人の詩人が来たんだって。その話聞いてびっくりしちゃったわよ。だって、ブリクストンにも、同じ時期に日本から1人の小説家と2人の詩人が来たんだもの!

あたしの家のママはね、「ブリクストン・ブックジャム」っていうイベントをやっているの。そのイベントに3人の日本人が出演したんだって。

実はこのイベントのこと、よく知らなかったから、ママに訊いてみたの。

*

クレモンティーヌ(以下ク):ブックジャムはいつ始めたの? きっかけは?

ママ(以下マ):2012年7月よ。ほかの朗読イベントは、観客も作家だったりして、偏っていたりするの。だから、私は、音楽のジャム・セッションみたいな、もっと予測不可能なものをやりたかったの。

ク:ねぇ、3月のイベントはどうだったの?

マ:すばらしかったわよ! もうびっくりして口をぽかーんとしてしまったぐらい! 観客もみんな魔法にかかったみたいになってたわね。日本から参加した3人の作家は、ひとりひとり違って、パワフルだった。ほんとうに予測不可能で、ブックジャムに新たな局面を加えてくれたと思うわ。

ク:これからも外国の作家を招きたい?

マ:これまでにも海外の作家が参加したことはあったのだけど、特定の国の作家のグループが参加したのは初めてだったの。とても良かったと思う。一緒にアレンジしてくれた「見えない波」のスタッフには、お礼を言いたいわ。

ク:イギリスで日本の小説って読まれてるの?

マ:村上春樹とか、特定の作家はね。最近ではPushkin Press っていう出版社が積極的に翻訳作品を出版しているの。ブリクストンでもBookmongersっていう本屋さんが日本人作家のコーナーを作っているわよ。私も、この本屋で村上龍とか吉本ばななの作品に出会ったのよ。
*

ふーん。そうなんだ……。

3月のブックジャムが終わってから、ママは、怖い顔した犬の顔が表紙の赤い本を読んでたのよ。なんでも、ブックジャムに出演した作家の作品なんだって。



ちなみにあたしのママはこの写真のいちばん右端のひと。

じゃあね、Cheerio!

ロンドンより愛をこめて クレモンティーヌ

(代筆:スタッフY)