<イベント出演メンバーのプロフィール>
古川日出男(ふるかわひでお)
小説家。1998年に『13』で小説家デビュー。主著に『アラビアの夜の種族』(日本推理作家協会賞と日本SF大賞を受賞)。『LOVE』(三島由紀夫賞を受賞)。『聖家族』など。文学の音声化にも取り組み、朗読CDや朗読DVDを発表。著書の翻訳作品も多数あり、代表作『ベルカ、吠えないのか?』は仏訳Alors Belka, tu n’aboies plus ?(Éditions Philippe Picquier) 、英訳 Belka, Why Don’t You Bark?(VIZ media)、伊訳 Belka(Sellerio)のほか、韓国語にも訳され、ロシア語版の刊行も準備されている。2013年5月に『南無ロックンロール二十一部経』(河出書房新社)を刊行、最新刊は戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』(新潮社、上演版演出・蜷川幸雄)。
管啓次郎(すがけいじろう)
詩人、比較文学者、明治大学教授。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『オムニフォン』(岩波書店)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、小池桂一との共著『野生哲学』(講談社現代新書)、『時制論』(詩集、左右社)など。エドゥアール・グリッサン『<関係>の詩学』(インスクリプト)、ル・クレジオ『歌の祭り』(岩波書店)、サン=テグジュペリ『星の王子さま』(角川文庫)など翻訳書も多数。震災後にフランスで編まれたアンソロジー『地震列島』L’archipel des séismes (Éditions Philippe Picquier)には「非在の波」Les vagues absentesを寄稿した。詩人として、スタンフォード大学、スロヴェニア、セルビア各地で招待朗読を行っている。
石田瑞穂(いしだみずほ)
詩人。第37回現代詩手帖賞(1999年)を受賞。ポイエーシス(詩的創造)をキーワードに、多ジャンルとコラボする詩誌『(f)orpoets』を創刊。詩とアートの番組「Edge〜未来を、さがす。」(スカイパーフェクTV)に出演後、「Edge in Cafe」イベントディレクターとして活動。2006年に思潮社〈新しい詩人シリーズ〉より、第1詩集『片鱗篇』(かけらへん)を上梓。2012年第2詩集『まどろみの島』(思潮社)を刊行し、詩壇の芥川賞といわれる第63回H氏賞(2013年)を受賞。真言宗智山派僧侶。