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米国イリノイ大学へ!41年の歴史ある奨学制度を未来に引き継ごう!

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米国イリノイ大学へ!41年の歴史ある奨学制度を未来に引き継ごう!

岩永陸さんの2018年1月奨学生レポート

新年あけましておめでとうございます!Japan Illini Club(以下JIC)第42期奨学生の岩永陸です。

すでに秋学期の期末試験、年末、そして年始が過ぎ去り、後10日もしないうちに春学期がスタートします。昨年8月末にこのコーン畑に囲まれたイリノイ大学のキャンパスに来て、もう5ヶ月が経ったと考えると、本当に時間というものはあっという間に過ぎていきますね。

期末試験の結果はというと、Cが1つと、残り3科目はAという、少し悔しい結果となってしまいました。元々頑張ればBは最低でも取れると思っていた授業だったので、尚更悔しいです。ただ、結果は結果なので、反省をして来学期は全てAが取れるように頑張りたいと思っています。

今回は期末試験期間、年始年末に何をやったかを含めた冬休みの過ごし方、来学期の履修授業などについてお話しできればと存じます。

まず、イリノイ大学では期末試験が12月半ばから開始されます。私は2つの試験、2つのプロジェクト発表を終わらせる必要がありました。プロジェクトはこの試験期間の直前に発表するものとなっており、試験勉強をはじめるにも、まずはこちらを終わらせないといけません。特に面白かったのがCS196という授業内プロジェクトでした。学生主体で運営されている特殊な授業です。この授業ではPythonという機械言語を基にプログラミング基礎やデータ構造を学ぶだけでなく、チームプロジェクトを走らせてサービスを0から作り、学期末に発表することが課されます。結論から申し上げると、僕らのプロジェクトは最終発表で「結構クオリティが高い!」という審査評価をいただき、チームで満足した結果を得ることができました。実際にどういったものをつくったかというと、レストラン口コミサービス「食べログ」の不動産版を想像してもらいたいです。Rate My Apartmentという名称のプロジェクトですが、その名の通り、アパートの口コミサイトを作成しました。このプロジェクトを始めた経緯を簡単に説明します。こちらの学生は、1-2年間大学の寮に住んだ後、ルームメイトや友人と一緒にアパートを借りることがもはや当たり前となっています。もともと大学寮の費用は本来よりも高く設定されているため、金銭的な都合が引っ越しの大きな要因とされています。それもそのはず、こちらの大学寮(物件条件にもよりますが)は同じサイズのアパート/部屋を借りるよりも1.5倍から2倍の金額設定となっているだけでなく、場合によっては(あまり美味しくない...)ミールプランとのセットも強制させます。なお、学部1年生や交換留学生は一年間、必ず大学寮に住まないといけない規定があります。これは授業外で友達をつくるために規定されたといわれていますが、ルームメイト同士の喧嘩なども珍しくないため、果たしてこれが常に良い施策かどうかはわかりません。話を戻しますが、そのような規定から解放された学生はまずアパートを2年生か3年生の時に探します。ここで物件を探す際、自分の条件にあったアパートを見つけるまでに時間と手間がかかります。不動産と借りる側の間に情報の非対称性が存在し、学生側が得られる物件情報はそもそも少ないため、契約後のミスマッチが多く存在するのではと僕たちのチームは考えました。それならもっと借りる側の人たちが将来的に損をしないよう、実際に物件を借りたことがある人の一次情報が共有され、蓄積されるサイトを作ってみようという提案で、プロジェクトがはじまりました。
そこからは実際にホワイトボードを使ってウェブサイトのデザインをブレストし、役割分担を決め、週次ミーティングで各自の進捗を共有するなどして進みました。途中で投げ出して抜ける人もいましたが(笑)、意外と最後には形になるものだと、やってみて改めて実感できました。(Project URL: https://github.com/CS196Illinois/Rate-My-Apartment )


[写真:landing_page]
このようなランディングページから、地域を検索すると(現在はChampaign, Urbana, Chicagonのみ対応しています)、その地域のアパートがリスト表示され...


[写真:review_page]
気になる物件をクリックすると各物件の詳細やレビューの確認/記入をすることが可能になっています!

データベースのリアルタイム対応や、想定ユーザーに合ったWebデザイン及びユーザー体験など、正直改善点は数え切れないほどあるんですが、期間が限られている中でアイデアを形にするというのはとても達成感があって楽しく、脳がちょびっと柔らかくなった感覚がありました。最後に期末試験についても書こうと思ったのですが、書くスペースがなくなりそうなので、今回は割愛します。

テストは12月の下旬に終わり、待ちに待った冬休みが訪れました。こちらの冬休みは3週間程あり、日本と比べたら長いですね。せっかくなので友人たちとクリスマス気分を味わいにシカゴへ訪れました。シカゴはニューヨークと比べそこまで人が多くなく、歴史的建造物が立ち並び落ち着いた雰囲気が特徴的な都市です。初日は友人の家に訪れ、日本食をご馳走になりました。「何食べたい?」と事前に聞かれていたので、肉じゃがを食べたいと言ったら本当に用意していただいて、久々の美味しい食事に感動しました。


[写真:nikujaga]
次の日はみんなでシカゴ観光。NYと比べてそこまでやることがないので、美味しいご飯を食べに探索へ。Sushi Takuというアジア系のオーナーが運営しているお寿司屋さんに訪れました。なんと、食べ放題でランチは一人20ドル。お寿司も綺麗に握られていて、日本でも中々出会いない名店でした。その後はシカゴの美術館、Art Institute of Chicagoや博物館のField Museumなどに訪れ、充実した5日間を過ごすことができました。シカゴは治安について結構心配されることはありますが、きちんと危ない地区を理解して踏み入れなければ、全く問題はありません。中西部は優しい人が多いことでも知られていて、観光客に対してとてもフレンドリーな都市です。冬ではなく、夏か秋に訪れることをオススメします!

シカゴから大学街のアーバナ・シャンペンに戻ったあとは、特に何もすることがありませんでした(笑)。そこで、溜まりに溜まっていた動画をみて時間を潰すことに。皆さんはGame of ThronesというTVドラマをご存知でしょうか。このTVドラマは世界中で人気を誇る名作で、すでに放送開始から7年近くが経っており、現在も続いております。外は-10℃が当たり前、年末で殆どのお店は閉店状態ということから、年末年始はこのTVドラマをぶっ続けで観ることにしました。以前から友人に観ることを勧めらてていたので、サクッと全てのエピソードを観ようとしたのですが、なんと合計7シリーズ > 各シリーズに10話のエピソード > 各エピソードが1時間!という非常にボリューミーなコンテンツで、結局5日間を費やすことになりました。ただ、TVドラマとは思えないほど映像クオリティは高く、ファンタジーアクションドラマが好きな方は絶対ハマる作品だと断言できるほど見入ってしまいました。たまにの長期休暇にこういった息抜きも入れることは大事ですね。

冬休みが終わる一週間前は、せっかくアメリカにいるのにずっと中西部に籠るのも勿体無いと思い、西海岸のカリフォルニア州サンフランシスコに訪れ5日間程滞在しました。西海岸は、気候も中西部と比べるとあったかく、なんと一日の平均気温が10℃以上!イリノイ州では考えられないような気候です。サンフランシスコはテクノロジー産業のメッカとしても知られており、観光だけではなく、友人が働く企業のオフィス訪問も行いました。SalesforceやNetflixなどという名だたるIT企業に訪れる機会があったのですが、特にNetflixという動画配信サービスを運営するIT企業の企業文化や環境が印象的でした。オフィス自体はサンフランシスコの中心から1時間以上かかるSan Joseに構えられていて少し遠いサンフランシスコの都市部から離れていますが、6つの建物全てをNetflixが使用しており、まるで巨大な要塞のようでした。社員用のカフェテリアやテックセンター(パソコンや機材を修理する施設)が完備されているだけではなく、無料でAppleの付属製品を受け取ることもできるらしく、とても太っ腹。エンジニア社員はリモートで働くことも許されており、金曜日に訪れたエンジニア専用のオフィスフロアは全然人がいなく、本当に働いているのか?と思ってしまうようなオフィス風景でした。


[写真:emptyoffice]

Netflixという企業では自由と責任が会社のモットーとされていて、社員は自由に仕事をすることが許されます。リモート、週4勤務でもOK。仕事のパフォーマンスが最大化されるならなんでもOK。ただ、パフォーマンス評価はとてもフラットで且つ厳しく、クビになる人も多いそうです。日本ではまだ終身雇用が当たり前という企業が殆どなのではないのでしょうか。こちらの現地では雇用の流動性が激しく、転職も当たり前。Netflixがこのような素晴らしい環境(とお給料)を提供するのも、優秀な人材の流出を防ぐためと考えられます。そんなこんなで、将来はアメリカで働きたいとぼんやり考えている私にとって、Netflixをはじめとするオフィス訪問や社員交流はとても勉強になる訪問となりました。素晴らしい企業、世界中から集まった人々、暖かい気候、美味しい料理、海、便利なアクセスなど、物価以外は全てが揃った都市なので、また訪れたいと思います。


[写真:okja]


[写真:sf]

最後に、今学期の授業についてお話しようと思いましたが、すでに4000字近く書いてしまったので、詳細については次のレポートでお話しようと思います。前学期よりも難易度が高い授業を3つとっているので、濃いお話ができるよう、今学期も頑張ってまります!