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米国イリノイ大学へ!41年の歴史ある奨学制度を未来に引き継ごう!

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米国イリノイ大学へ!41年の歴史ある奨学制度を未来に引き継ごう!

活動報告④南部俊人さん

皆様こんにちは、Japan Illini Club 42期奨学生の南部です。

長かった冬休みが明けて春学期が始まり、キャンパスはすっかり活気を取り戻しています。先週末は連続して雪が降り、キャンパスが真っ白に包まれましたが、今週は少し暖かい日が続きそうです。日本でも東京で大雪が降ったというニュースを聞いて驚きました。どうかみなさま、お気をつけください。

今回の報告書で、私が実際にどんな活動をしているのかを書きたいと思います。
私は秋学期から通常の授業の他に、日本館で週に一度開講されている茶道の授業にも現地の学生に混じって参加しています。イリノイ大学に馴染みのない方のために説明しますと、日本館というのはイリノイ大学の敷地内にある文化交流を促進するための施設で、週に一度の茶道のクラスの他、隔週で誰でも参加できるお茶会や、年に一度のフェスティバル(Japan House Matsuri)やバザーなどのイベントが行われています。館内にはお茶に使う10畳+8畳という大きな和室があり、広大な庭も素敵で、まるでキャンパス内に日本が存在しているかのような場所です。
この日本館の存在を知ったことが、私がこの制度でイリノイ大学に留学しようと思ったきっかけでした。もともと異文化交流が好きだった私は、ただ留学して専門の学問分野を学ぶだけでなく、日本文化を理解し、発信していきたいという思いが根底にあります。JICの奨学生として留学してこちらで学ばせてもらっていることはテイクであり、このような活動に参加して交流を促進することは、ごくわずかではありますが、それに対して自分ができるギブであると考えています。
そんな日本館での活動に関わっていると、あらためて学ぶことがとても多く、自分の不勉強を実感します。ですがやはり、自文化に対する理解を深めることは、多文化について学ぶことと同様に永遠の課題であり、その文化の中で育った自身への、Who am I?という問いに対する答えの模索であると考えています。

先日、その日本館で年の最初の茶事である、「点初め」(たてぞめ)が行われました。懐石を軽くしたものである点心に始まり、炉に炭を入れる炭点前、濃茶席、最後に立礼で薄茶をいただきました。この点心、「空心(すきばら)に小食を点ずる」という言葉が由来らしく、濃茶をいただく前にお腹に食べ物を入れます。今回の点心は、お赤飯、お雑煮に始まり、お造り、宝袋煮、鮭の西京焼きなどなど、久しぶりにとても日本的なものを食べました。こちらの点心は前日に日本館で準備があり、私もお手伝いとして参加しました。日本では毎年正月に栗きんとんを作っていることから、こちらでも栗きんとんを作らせていただくことになりました。


(写真1:右奥に写っている小さいものが栗きんとんです。)


(写真2:懐石の様子。今回は浴衣ではなく、叔父の古い着物を着ました。ちゃんとした着物を着るのは初めてで、気合いが入ります)

毎年日本では大掃除をし、おせち作りを手伝い、そばを食べ、元日には初詣に行くというだいたい同じことを繰り返していたため「新たな年に変わる」という感覚があったのですが、今年の年明けは、怒涛の秋学期が終わり、春学期が始まるまでの休息期間というだけで新年という感覚があまりありませんでした。しかし今回の点初めに参加し、普段とはまた違った緊張感の中で、懐石とお茶をいただいたことで、やっと新年の実感がわき、気持ちをリフレッシュすることができました。


(写真3:点初め終了後の写真)

毎回学ぶことばかりですが、貪欲に吸収しながら今年もまた稽古に励んでいきたいと思います。

また、JIC42期生が日本館で企画しているイベントも、2月11日に開催が予定されており、現在準備を進めております。昨年までは日本の朝ごはんについてでしたが、今年のテーマは日本の弁当文化がテーマで、実際に参加者におにぎりを握ってもらったり、クイズを盛り込んだりなど、参加者が楽しめる企画を考えています。イベントの詳細や報告については、またお伝えいたします。
今後とも、JIC42期奨学生をよろしくお願いいたします。