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今年もチャレンジ!40年以上続いている歴史ある米国イリノイ大学の奨学制度を、未来に引き継ごう!

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今年もチャレンジ!40年以上続いている歴史ある米国イリノイ大学の奨学制度を、未来に引き継ごう!

活動報告③田原千瑞さん

 こんにちは。JIC42期の田原千瑞です。今はちょうど秋学期が終わったクリスマスイブです。現地の学生はテストが終わると早々に実家へ帰ってしまうので、寮には私を含めた少しのアジア人しか残っていません。私も明日から旅行の予定なので、ワクワクしているところです。

(写真①イリノイ仕様のクリスマスイルミネーション)

私の日本での専攻は国際関係論、こちらでも専攻はGlobal Studiesです。にもかかわらず、実はこれまで社会科学にアレルギーがあり、自分の専攻に馴染めていないのが、コンプレックスのように感じていました。この奨学金に応募した際は、なんとか社会科学から逃げようと、副専攻の地理学をメインに勉強しようと思っていました。ですが、卒業するまでずっとコンプレックスを避け続けるのは後悔になるのではないかと思い、秋学期は一つだけGlobal Studiesの勉強に取り組んでみることにしました。なので、今回の報告書では、秋学期の中で最も思い出深い授業であるGLBL220 Governanceについて、私が思ったこと、経験したことについて、書かせていただきます。

・GLBL220 Governance
 グローバルガバナンスに関するこの授業では、ガバナンスとは何かという理論から始まり、現在の国際社会のアクターとその役割、そして現在主に議論されているテーマについて順に扱っていきます。授業形式としては、リーディングを毎回の宿題とし、授業では生徒によるディスカッションが行われます。生徒数は30人弱、成績評価の30%が授業参加態度という、まさにGlobal Studiesという感じの授業です。
 私は履修した当初からこの授業に苦しめられました。最初の数ヶ月は、リーディングもディスカッションも私は何もできないじゃないかと、自分の限界を知って自信を失い、授業が憂鬱で辛かったのを覚えています。しかしながら、なんとか行動しなきゃと、最低限授業には出席し、友達にリーディングのコツを教えてもらったり、先生のオフィスアワーに行って授業についていけないと相談に乗ってもらったりしました。
 自分なりにもがく中で、いくつか気づいたことがあります。まず、私はそもそも日本にいる時から授業で発言するタイプではないし、本を読むのも早くなかったのだから、この類の授業が苦手で当然だということ。国際関係論といえばディスカッションだし、先輩方に聞くと皆こんな授業を取っていたしと、留学先ではリーディングがいっぱいあるディスカッションの授業を取らなきゃという、ある意味、先入観を持っていたのだと思います。ですが、国と言語が変わったからといって、苦手だったものが急にできるようはなりません。同じ専攻の学生であってもそれぞれの得意不得意と向き不向きがあるのだから、全員が同じ授業で同じように成長できるとは限りません。優秀な先輩や同期の話を聞いて、留学したら私もこんなふうにならなきゃと焦りを感じていましたが、焦っても無駄だと気づきました。
 また、先生のオフィスアワーに通う度に、「You are smart. It’s easy! Don’t worry because I can help you.」と何度も言われました。ディスカッションにあまり参加できず自信を失くしていた私は、先生の言葉を信じられなかったのですが、学期の最後になって先生は私のことを心配して下さっていたのだと気づきました。私は自分の苦手に気を取られ、何もできないと落ち込んでいたのですが、提出していた課題や論文はきちんと評価されていたのだから、理解して思考できていたことには自信を持っていいのだと気づきました。
 この授業を履修して、一つの大きな壁にぶつかって、それと自分なりに向き合ったことで、自分の強みと弱さを確認し、自分のペースで成長して行くことの重要性を再確認できたのは、大きな収穫だと思います。また、この授業を担当してくださった先生にも、とても感謝しています。

(写真②雪の日のメインクワッド)

 この文章を読んで、これからイリノイ大学に留学したいと考えている方が、少しでも留学をイメージしやすくなったら、また以前留学されていたOBOGの方々が少しでもイリノイ大学の風景を思い出してくださったら、幸いです。