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武士が興した伝統芸能「剣舞」を世界に広めたい!バイリンガル書籍の制作チャレンジ

伝統を広めたい

武士が興した伝統芸能「剣舞」を世界に広めたい!バイリンガル書籍の制作チャレンジ

コラボチャレンジは、目標金額の達成可否に関わらず決済が行われます。

このチャレンジについて

伝統芸能剣舞とは?

伝統芸能剣舞は、漢詩や和歌の詩吟に合わせ、刀と扇で舞う日本の舞台芸能です。江戸幕末・明治初期の若い侍たちが、西洋列強の圧力が強まる中、武士ならではのしきたり・所作・武芸など、いわゆる「武家文化」を遺そうとして取り組み始めました。現在でも全国に100以上の剣舞流派が存在します。

代表・鉤逢賀について

鉤逢賀(まがり・おうが)は、剣舞流派の一つ「正賀流」の女性継承者です。2010年に、剣舞の鑑賞と体験教室ができる「サムライ剣舞シアター&道場」を設立しました。その目的は、①剣舞の認知度向上と、②プロ剣舞家の育成です。



目的① 剣舞の認知度向上


剣舞は明治初期の欧米化政策への反動のような形で一般大衆向けに披露されるようになり、昭和初期までには誰もが知る・誰もが習える芸能でした。しかし、第二次大戦後にGHQによって一時禁止されます。解禁後、それぞれの流派にて活動が再開されますが、世の中は経済成長が何にも増して優先される時代。ライフスタイルの変化もあり、剣舞は人々からどんどん忘れ去られました。

1980年代に生まれた鉤逢賀も、幼少期から剣舞の稽古をしてきましたが、学校で剣舞について話しても理解されず、寂しい思いをしてきました。その経験から、大人になって剣舞を仕事にしようと決意したとき、まずやるべきことは「剣舞の認知度向上」だと心に決めました。芸能や文化活動のジャンルは、すべての人に強い興味を持ってもらえるわけではありません。たとえば、あなたが能楽や歌舞伎を観たことがなかったり、習ったりしたことがなくても、何かしらのイメージが頭に浮かぶと思います。同じように、剣舞も、たとえ強い興味を持つことがなくとも、何となくでもイメージしてもらえるようになるところから始めようと考えました。

そこで考えたのが、剣舞を気軽に体験してもらえる施設を作ることでした。一般的なイメージとして、伝統芸能の教室に入門するというのはなかなか敷居が高いものですが、当シアターでは剣舞を知らない方が気軽に剣舞を観て楽しめたり、侍になりきって剣舞を体験することができます。



目的② プロ剣舞家の育成について


全国に100流派以上ある剣舞の世界ですが、剣舞を職業として生活しているのは、ほんの数流派のトップ(宗家)だけです。弟子入りして何年稽古を積んでも、プロ演舞家として活動できる道は乏しく、指導者としても生活するのは困難です。

バレエを学んだらその先にプリマになる夢が描けるのと同じように、剣舞を習っている子どもたちに、プロになる夢を与えたい。プロとして活躍できる場を見せてあげたい。今はそれがないから、せっかく小さい時から剣舞を習っても、中学や高校で皆辞めてしまい、結局継承者が育たないという今の状況を変えたい。シアター運営の背景にはそんな思いもあります。



サムライ剣舞シアターとは?

2010年の開業以来、国内外の主に観光客の方に来ていただき、直近では年間6000人以上の方にご利用いただきました。世界最大の旅行口コミサイト・トリップアドバイザーで「外国人に人気の観光スポット」に3年連続15位以内にランクインし、直近でも世界各国から年間5000人を超えるお客様に訪れていただきました。また、観光客の方だけでなく、日本文化を海外人材に体験させたいという国内企業様からも支持をいただいています。
【公式ウェブサイト】https://www.samurai-kenbu.jp/





プログラムの開催言語はすべて英語です(日本人のお客様には日本語で対応)。スタッフは全員、全国の様々な流派から集まった剣舞師範であり、ほとんどが英語が話せない状態で入社しますが、入社後に英語を勉強して演舞やお客様の接客にあたっています。(英語が苦手といわれる日本人ですが、かなり頑張っています!)

プログラムはレッスンとショーの二本立。レッスンでは、刀での礼法に始まり、抜刀や納刀、様々な斬り方といった刀の使い方、扇の使いかたと表現の種類、すり足などの舞の所作、最後に漢詩の一節に合わせて舞ってみるという、通常の教室であれば数か月~半年以上かけるお稽古の流れをギュッと凝縮した本格的な体験ができます。

ショーでは、剣舞の説明に続き、武道的な剣舞刀法、漢詩を舞う剣舞、扇のみで舞う詩舞、そして歴史物語を創作剣舞として観ることができます。演目の合間には、武士に関するあれこれを英語の解説で聞くことができます。最大60席という決して大きくない舞台空間で、剣舞師の技と迫力を間近で鑑賞することができるのが魅力です。


チャレンジのきっかけ

そんなサムライ剣舞シアターですが、海外のお客様からのお声で多いのが、「剣舞という芸能を初めて知ったが、本当に素晴らしいので自分の国でも継続して学びたい。」というものです。

剣舞の教室は日本全国各地にありますが、海外となるとほとんどありません。(居合や剣道の教室はありますが、剣舞に特化した教室を見つけるのは難しいです。)そこで、海外のあちこちに教室を開くのは無理でも、せめて剣舞に関してもっと情報を伝えられたらと思い、初心者向けの剣舞ガイドブックを出版しようと考えました。

そして大変幸運なことに、たまたまシアターにお土産品の営業に来られていた美術専門出版社の方が興味を持ってくださり、その方の熱心なご努力のお陰で、2020年4月に刊行することが決まりました。



書籍について


『バイリンガルで楽しむ日本文化 剣舞入門ー今に生きる”サムライ”の美』(青幻舎)
鉤逢賀 著
ISBN978-4-86152-770-8 C0070 
A5版/192頁/並製 
定価1800円+税

主な内容


第一章 剣舞を知る・観る    
①剣舞とは ②舞台を楽しむためのポイント ③武士と剣舞
第二章 剣舞を習う・舞う    
①教室の探し方 ②お稽古の流れ ③基本技術 ④演題解説
第三章 剣舞を深める・広げる  
①剣舞の歴史 ②芸道論 ③全国の宗家へのインタビュー



「翻訳費用が足りない…!」


この本は、出版社である青幻舎様の「バイリンガルで楽しむ日本文化」シリーズとして、『相撲見物』に続く第二弾として企画されました。そのため、海外の方に読んでいただくためにバイリンガル仕様となっています。日本文化に造詣の深いネイティブ翻訳者の方に大変良心的な価格で翻訳をしていただき、出版社の方でも一部予算を組んでいただいたのですが、それでも通常の書籍制作と比べるとかなりの費用がかかってしまいました。そこで、この本の出版に賛同いただける方に、ぜひ援助をお願いしたいと思い、初めてクラウドファンディングに挑戦することとしました。

武家文化を舞う「剣舞」を世界へ!

バイリンガルの初心者向け剣舞ガイドブックを商業出版するのはこれが初めての試みです。書籍を通じて、伝統芸能剣舞を世界中の人に知ってもらいたいと願っています。日本(沖縄)から世界に広まった空手のように、剣舞が世界に広められるように、これからも活動を続けていきます。



皆さまの温かいご支援を宜しくお願いいたします。